【悲報】日本医師会、壊れる　「国民の間に緊急事態宣言慣れが生じている。政府はなんとかしろ」

10日、日本医師会の会見で中川俊男会長は「“緊急事態宣言慣れ”も否めない」と現状に警鐘を鳴らすとともに、日常の感染防止動作を改めて見直すよう呼びかけた。

1都3県の緊急事態宣言が21日まで延長されたことについて、中川会長は「政府が経済活動など様々な状況を踏まえながら決定されたもので、慎重かつ冷静で大局的な総理のご英断。明らかに新規感染者数は減少した」と評価。一方で、社会の危機感や緊張感は薄れており「“緊急事態宣言慣れ”も否めない」と指摘する。

また、22日に緊急事態宣言が解除されたところに年度末の気の緩みが加わった場合、5月に東京の1日の新規感染者が1000人を超えるという東京大学のシミュレーションや、国内各地で変異株が確認されていること、首都圏の新規感染者数が横ばいあるいは増加の兆候もみられるとし、「今の感染状況は昨年の9月10月に非常に似ていると思う。第2波の下げ止まりの状態が続き、結果としてより大きな11月以降の第3波につながった。第3波が下げ止まっている現在、リバウンドによってさらに大きな第4派を招来する恐れがある」と警鐘を鳴らした。