中古バイク、取引価格1割高 「密」回避で販売好調
通勤・通学の足に定着 アウトドア人気も追い風
中古バイクの取引価格が上昇している。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、昨年後半以降に「密」を避けて通勤・通学したい人が急増した。アウトドアブームも一因だ。自動車と同様にコロナ禍で新車生産が滞って納車が遅れた結果、下取りバイクの発生が減少。すぐに乗れる中古の需要が強まり需給が引き締まった。「コロナ禍で『密』が避けられるバイクが見直されつつある」。中古バイク買い取り・販売大手、バイク王&カンパニーの石川秋彦社長はこう指摘する。
同社の2020年11月期通期の小売台数は1万9300台と前の期比16.6%増えた。販売単価は同7.6%上昇した。特に下期(20年6~11月)の小売台数は前年同期比27.6%増加。9~11月の販売単価は高単価の車両が好調で17.3%も上昇した。
プロトコーポレーションが運営する二輪車情報専門サイト「Goo Bike.com」でも問い合わせ件数が昨年4月以降9カ月連続で前年を上回る。販売店が中古バイクを仕入れる際の競売価格も上昇傾向だ。
競売最大手のビーディーエス(千葉県柏市)によると、20年の平均成約単価は1台23万3907円と19年比6.7%高かった。20年7月以降は24万~26万円台と前年同月比7~14%高で推移した。一方、競売への出品台数は20年通年で11万2347台と19年比10.5%減った。徳山勇秀代表は「近年見たことのない値上がり幅だ。需要が底堅い中で中古バイクの供給が絞られたためだ」と指摘する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODJ270VB0X20C21A1000000?unlock=1
今は買わない方がいいのか
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Source: マネーニュース2ch